2012年4月26日木曜日

最後の荒起こし作業

快晴の水曜日。
コシヒカリの種を播き終えた育苗箱が並べてあるビニールハウスの室内温は、朝からグングン上昇。9時頃には、設置してある温度計は30℃越えとなり、慌ててビニールハウスの両サイドにある窓を開放しました。

30℃を越えたままにしておくとカビ菌が元気に活動してしまい、育苗箱にカビが繁殖してしまうのです。カビが発生すると殺菌剤を使用しなくてはいけなくなり、農薬や化学肥料に頼らないお米の栽培を行っている者としては、温度管理で元気な苗を育てていきたいと思っています。

そのためには、日中こまめにビニールハウス内の温度をチェック。
2週間は、遊びに行ったりできないんですよね。これも美味しいお米を作るため。
少々我慢しながらの生活です。

近年は、気象変化が大きいので、農家としては今までになかった手間が出てきています。
困ったもんです。


さて。夕方からは我が家所有のラスト一枚の田んぼの荒起こし作業。
先日から使用しているため、深紅のボディーはかなり泥で汚れてはいますが、ひと仕事を終えたらキレイにしてあげるね。。。トラクターちゃん!

仕事に入る前に、燃料補給、ロータリーの刃の点検。準備を整えて、いざ発進~ん。






トラクターで約40分ほどの荒起こし作業を終えると。。。

ご覧の通りのような一面土色の田んぼに変身。
周辺には、土の香りがふんわりと漂います。

トラクターを操って、できるだけフラットに耕すことがポイントです。
フラットにしておかないと、この後の作業がとてもやりにくくなってきます。
水を入れた後に耕す、代かき。その後の田植えなどに大きく影響してしまうので、ダイナミックな作業の中にも、繊細さを忘れずに作業します。今回の荒起こしの出来は、90点の自己採点。
まだまだ技術を磨いて行かなくてはと思う、今日この頃です。

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