のら道楽もんのつぶやき
雨にも負けず。風にも負けず。暑さ寒さにも負けないで、育苗から精米まで一貫生産の米作り。自然や農業環境が厳しくなる中、愛情を込めて知恵と工夫と努力で安心安全な美味しいお米作りを目指しています。農家に生まれた半農半X生活を楽しみたい「のら道楽もん」ですちゃ~。
2024年8月2日金曜日
出穂全盛期。
2024年7月2日火曜日
勝手に命名 四志米コシヒカリ
先祖から受け継いだ田んぼで米づくりをして15年。
勝手なながら、自分なりのルールを作って我が家のお米に名称を付けさせていただきました。
【四志米 コシヒカリ】※シシマイ
無き父から受け継いで始めた米づくり。
個人的に4つの志(決め事)をした上で農作業を行って来ました。
昨年2023年は、過去最悪の激暑の中でも例年同様に全量一等米のコシヒカリを収穫できました。この節目に「四志米コシヒカリ」と名称付けします。
ちなみに4つの志(決め事)は、次の通り。
【志一】有化共生のもと減農薬、減化学肥料と有機肥料で活きた土の米づくり。
●地域の農協が基準とする農薬、化学肥料の使用量を2/3以下に押さえ、有機肥料を使用して土作りを行いながら米の安心と安全、美味しさの向上に努めています。
土作り堆肥には、鶏糞、籾殻、米糠を使用しています。
【志二】蛍が生息する農業用水を利用して多様な生物共生環境を育む米づくり。
●取水する農業用水の上流500メートル以内にホタルが生息する環境を育み、美しい水で米づくりを行います。5年目にホタルが戻ってきたときは涙が出るほど嬉しかった~。
【志三】畦の土・水・植生物のバランスが守られた田んぼで米づくり。
●雑草処理の除草剤を使用せず、畦の生態系バランス維持に努める田んぼで米づくりを行います。畦に活きるカエルなどは、害虫捕食のプロ。彼らの住みかを整えることで農薬の使用を減らしています。
【志四】育苗から精米までを技術継承する農家の一貫生産米。
●農業の効率化を取り入れながら、農家の一貫生産技術で米づくりを行います。
八十八回の手間暇をかけると伝えられた米づくり。苗や稲、そして稲穂から米になるまでの顔色を見ながら愛情込めて育てています。
四志米の名称は、五穀豊穣、豊年満作、除災招福を祈願してとりおこなわれる獅子舞文化伝承数日本一富山の獅子舞文化にも重ね合わせています。
本年、令和6年も気候や環境が厳しくなると思われますが、4つの志を持って16年目の米づくりに努力したいと思います。
令和6年5月1日の決意。😀😀😀
2024年6月19日水曜日
四志米への道!入排水用の溝が美味しいお米を作ります。
農機の中では、比較的に線が細く重量感の無い溝立て機。
田んぼの土に水を素早く入排水するための溝を掘る機械です。
今では乗用タイプの溝立て機も多数販売されていますが、キレイで均一に溝を立てるには、この手押しタイプが一番。
溝を立てた田んぼで収穫したお米は、農家の私が感じるくらい味に違いが出ます。
理由は、適切な水管理ができるから・・・。
夏の暑い時期に、温まった田んぼの水を素早く抜いて、農業用水の冷たい水を素早く入れる。この水管理ができると、苗は人間と同じく夏バテしにくいのです。
稲もしっかりと夜に気持ちの良い水温で眠ると元気の良い稲に成長します。
そして質の良いお米を実らせてくれます。
溝を立てるため、水を落として少々粘度が増した田んぼ。溝立て機を押しながら歩くのはもの凄く足腰、とりわけ股関節に疲労がきます。
作業を終えると汗と疲労感がどど~っと出てきて大変。
2019年5月13日月曜日
農作業の効率化 意外なところに活路あり。
今年も無事に田植え終了~。
これからは、水管理が大切な仕事です。
さて。田植え作業でいつも面倒だった苗箱の手洗い作業。
苗を田植え機にセットした後に、いつも女性陣が
用水でブラシを使って手洗いしてくれていました。
腰は痛くなるし、腕や肩が筋肉痛になって大変。。。
苗箱洗いの専用器具もあるんですが、使っている方の話を
聞くとあまり良い話を聞きません。
なんとかしてあげたい!
そうこう思っていた時にひらめきました。
マイカーを洗うときのケルヒャー高圧洗浄機。
これを使えば、ブラシでゴシゴシしなくても良いし、腰を
曲げずに立ったままで苗箱の土や汚れを落とせるんでは?
ということでやってみました。
結果は大大大正解!!!
女性陣の感想。
①楽ちん。
②疲れない。
③圧倒的にきれいになる。
我ながら良いアイディアでした。
ブラシ洗いではとれなかった苗箱の穴に詰まった土や角の
汚れなどきれいさっぱり。まるで新品みたいになりました。
これから毎年の苗箱洗いは、ケルヒャーの高圧洗浄機様に
お力をお借りすることにしました。
意外と道具って使用目的以外の使い方で活路が開けることがあります。
これからも農作業の効率化を少しずつ行っていきたいと思います。
2018年7月11日水曜日
田植機の点検修理
夏になったけれどあらためて肥料散布部分の点検と整備をしてみたところ・・・。
異常ヶ所をみーっけ!
なんと肥料が通るカップ内の回転部品が経年劣化で壊れていました。
どおりで肥料散布にムラを感じたわけです。
2018年6月1日金曜日
外科手術
10日ほど前、草刈り機で雑草と立ち向かってくれていた、相棒の背負い式草刈り機の刈り歯が、突如回転しなくなりました。
エンジンはまわっているのに・・・?
とりあえず別の草刈り機に切り替えて作業を終え、不調の草刈り機を点検。
エンジンに異常なし。
すると・・・。フレキシブルアーム内のフレキシブルワイヤーが途中で切れていました。
これは完全なる金属疲労が原因。だって20年も働いているんだから。
毎年グリスアップしてメインテナンスはしていましたが、金属としての寿命でした。
メーカーに問い合わせたところ、すでに部品の手持ちもなく、新品を購入された方が良いとの提案。しかーし。エンジンも快調なのであきらめずインターネットで部品を探したところ、メーカーは異なりますが、適合しそうな部品を発見。
新品購入で7万円も出費するなら、駄目もとで3,800円の部品を購入してみることを決意。パソコンのマウスをポチリとクリック。
3日後に商品が届きました。
箱を空けるとフレキシブルワイヤーとグリスがお出まし。
規格が合うかなぁー。と心配しながら草刈り機の外科手術開始。
2018年5月23日水曜日
春の農作業も一段落。
なんとか今シーズンの春も農作業が一段落。
これからは田んぼの水管理と雑草対応の日々が続きます。
なんだかんだと作業してました。
2018年5月3日木曜日
チャレンジ! 畦の水漏れ防止作業。
トラクターの畦塗り機を使用する場合、3月上旬から中旬に行う作業です。
しかし、毎回思うのが、せっかく畦塗り機で畦の整備をしても、代かきをするために田んぼへ入水すると発生する隣の田んぼへの水漏れ・・・。
畦塗り機を使用しない田んぼの畦では、この通り。
原因は、モグラとネズミが畦の中に穴を掘るから・・・。
そこで通常は、畦塗り機を使用して水漏れ対策をします。
ところが。。。
ご覧の通り、畦塗り機で畦を整えるのですが、1ヶ月ほどすると畦には大きなひび割れ、さらには、モグラやネズミが通る穴が数多く発生します。
せっかく費用をかけて畦を整えても目的の水漏れが防げません。
何とかならないものかと考えていたら、ちょっとチャレンジしてみたいアイディアが。
それは・・・。
毎年秋に行う田んぼの排水路を作るための溝切り機を畦修理に使ってみること。
本来の使用方法は、トラクターロータリー後方中央に取り付けて排水路の溝を切るのですが、あえて片側端に設置し、畦に溝切り機を強く押し当てることで畦の水漏れを止めることができるのではないかと思い、使用目的外でチャレンジをしてみました。
トラクター片側の前輪と後輪を畦に押し当て走行、その後ロータリーで畦フチと田んぼの底を削ります。その後から溝切り機で土を畦の側面に塗るように走らせてみました。
その結果。田んぼの水漏れが無くなりました。(ばんざーい! 大成功。)
思い返してみると、一昔前の畦塗り作業って荒代かきや代かきの時に平鍬を使って土を畦に塗り込んでいたものです。
ところが、今は、畦塗り機が使用できる田んぼに水を入れる前の時期に畦塗りというか、畦作りを行うこととなり、いざ水田本番の水を入れた時には、水が漏れてしまう。
これでは、高額な畦塗り機を購入しても目的と結果がつながらない。。。
今回、突然思いついた溝切り機の目的外使用。
我ながらいいアイディアだったと思いました。
お米作りは、水管理がとても重要です。だから田んぼの水漏れは厳禁。
かといって、そのための機械投資は抑えたいし、作業効率も高めたい。
我ながら今回のアイディアは、満足のいくものでした。
これからも工夫を重ねて美味しいお米作りをしていきたいと思います。