2024年8月2日金曜日

出穂全盛期。

田んぼの稲が、一斉に穂を出して出穂期になってます。これから気をつけるのが、今シーズン全国で大発生しているカメムシ
畔草刈りはもちろん、基本的防虫作業も適時的確に行わないと被害が出るので要注意。

さらに気候変動で猛暑となっている気温、水温対策もしないと米の品質が落ちてしまうので気を抜くことができません。

順調に育っている四志米コシヒカリを最後までしっかりと育て上げたい!o(^o^)o



2024年7月2日火曜日

15年目の節目に命名 四志米コシヒカリ

四志米コシヒカリ ◆◆◆ 志を受け継ぐ米づくり ◆◆◆

先祖代々受け継いだ田んぼで、米づくりを始めて十五年。
無き父から託された想いを胸に、私自身の信念とともに歩んできました。

15年の節目に、我が家の米に愛称を授けました。

「四志米 コシヒカリ」。


この愛称には、四つの志(こころざし)を込めています。
それは、自然と人とが共に生きる、持続可能で美しい米づくり文化と田園文化を守り抜くための決意です。


4つの志(決め事)

【志一】有化共生  ◆◆◆ 土を活かし、科学を学び、命を育む。◆◆◆

化学肥料と農薬の使用を地域JA基準の3分の2以下に抑え、有機肥料を中心に土づくりを行っています。鶏糞・籾殻・米糠を用いた堆肥で微生物が活きる「呼吸する土」を育て、安心・安全、そして旨みのある米づくりを追求しています。



【志二】清流共生   ◆◆◆ 水と生きる水田。◆◆◆

田んぼの取水上流500メートル以内に蛍が生息する環境を育み、その美しい水で稲を育てることで、多様な生き物と共にある田んぼを守ります。
米づくりを始めて五年目に、蛍が戻ってきた夏、涙がこぼれるほどの喜びがありました。



【志三】畦の調和   ◆◆◆ 生態系の循環を信じて。◆◆◆

除草剤に頼らず、畦(あぜ)の生態系を保つことに努めています。
カエルやヘビ、トカゲ、多様な昆虫が暮らす環境を整えることで、害虫増加を減らし、農薬の使用を抑制。
自然の摂理に委ねながら、田んぼの力、自然の力を信じる米づくりを続けています。


【志四】米づくりの技を継ぐ   ◆◆◆ 一貫生産の誇り。◆◆◆

育苗から精米まで、米づくりすべての工程を自らの手で行っています。
農業の効率化に努力しながらも「米」づくり八十八の手間を惜しまず、稲の声を聴き、顔色を見ながら育てています。
受け継がれた米づくりの技と心で、田んぼから食卓までの責任を果たしています。



四志米の愛称は、五穀豊穣、豊年満作、除災招福などを祈願してとりおこなわれる獅子舞文化伝承数日本一富山の獅子舞文化にも重ね合わせています。 年々気候や環境が厳しくなる中、4つの志を持ってこれからも米づくりに努力、挑戦をつづけていきたいと思います。




2024年6月19日水曜日

四志米への道!入排水用の溝が美味しいお米を作ります。

農機の中では、比較的に線が細く重量感の無い溝立て機。
田んぼの土に水を素早く入排水するための溝を掘る機械です。


今では乗用タイプの溝立て機も多数販売されていますが、キレイで均一に溝を立てるには、この手押しタイプが一番。

溝を立てた田んぼで収穫したお米は、農家の私が感じるくらい味に違いが出ます。

理由は、適切な水管理ができるから・・・。



夏の暑い時期に、温まった田んぼの水を素早く抜いて、農業用水の冷たい水を素早く入れる。この水管理ができると、苗は人間と同じく夏バテしにくいのです。
稲もしっかりと夜に気持ちの良い水温で眠ると元気の良い稲に成長します。
そして質の良いお米を実らせてくれます。

ただし農作業としては、これがとてもハードな仕事なんです。😓😓😓
溝を立てるため、水を落として少々粘度が増した田んぼ。溝立て機を押しながら歩くのはもの凄く足腰、とりわけ股関節に疲労がきます。
作業を終えると汗と疲労感がどど~っと出てきて大変。
ですが、田んぼに一直線のラインが出現して作業が上手くいくと満足感に満たされます。
米づくりは重労働。そして天気の顔色を見ながらの作業です。
たいへんですが、秋に収穫した後、家族に美味しいと言ってもらえるのが嬉しくて頑張れる米づくり。今年も美味しい「四志米コシヒカリ」を作るど~~~。💪💪💪😄