2024年6月19日水曜日

四志米への道!入排水用の溝が美味しいお米を作ります。

農機の中では、比較的に線が細く重量感の無い溝立て機。
田んぼの土に水を素早く入排水するための溝を掘る機械です。


今では乗用タイプの溝立て機も多数販売されていますが、キレイで均一に溝を立てるには、この手押しタイプが一番。

溝を立てた田んぼで収穫したお米は、農家の私が感じるくらい味に違いが出ます。

理由は、適切な水管理ができるから・・・。



夏の暑い時期に、温まった田んぼの水を素早く抜いて、農業用水の冷たい水を素早く入れる。この水管理ができると、苗は人間と同じく夏バテしにくいのです。
稲もしっかりと夜に気持ちの良い水温で眠ると元気の良い稲に成長します。
そして質の良いお米を実らせてくれます。

ただし農作業としては、これがとてもハードな仕事なんです。😓😓😓
溝を立てるため、水を落として少々粘度が増した田んぼ。溝立て機を押しながら歩くのはもの凄く足腰、とりわけ股関節に疲労がきます。
作業を終えると汗と疲労感がどど~っと出てきて大変。
ですが、田んぼに一直線のラインが出現して作業が上手くいくと満足感に満たされます。
米づくりは重労働。そして天気の顔色を見ながらの作業です。
たいへんですが、秋に収穫した後、家族に美味しいと言ってもらえるのが嬉しくて頑張れる米づくり。今年も美味しい「四志米コシヒカリ」を作るど~~~。💪💪💪😄