2013年9月30日月曜日

農作業も終盤 の巻!

今年の稲刈りと籾すり作業が終了しました。
連休中には、全国で台風被害が発生。ニュースでは、収穫前の作物が大打撃を受けた農家のことが報道され、見ていると心が締め付けられそうになりました。
こういうニュースは、同じ農家として辛いものです。

さて、我が家では次なる農作業をしなくてはいけません。
まずは、大量に出た籾殻の処理。
ほとんどは、土作りのために田んぼへ播いていきます。
トラクターに大きな袋に入れた籾殻を付けて運んでいき、田んぼでばら播きます。
籾殻は、れっきとした田んぼの肥料となるのです。
この他にも後日、有機肥料を播いて秋起こしをする予定。
これは、畑に入れるための籾殻を袋詰めしたところ。
畑の土も籾殻を入れる事で良い土となります。
そして時間と神経を使うのが、この籾殻燻炭づくり。
風のない日に丸一日がかりでじっくりと燻炭に仕上げていきます。
これがスタート段階。
5時間ぐらいかけてこのような感じになります。
真っ黒になったら燻炭を広げてタップリと水をかけ、一気に燃焼を止めてしまいます。
なかなか燻りは収まらないのですが、スコップでひっくり返しては水をかけ、根気よく燃焼を止めていきます。
そして、2~3日かけて乾燥させます。乾燥すれば籾殻燻炭のできあがり。
できあがった燻炭は、通気性の良い袋に入れてお片付け。


そして今年の農作業は終盤へ・・・。
今年、転作で麦を作っていた田んぼが、またまた雑草だらけになってきたので、雑草処理をかねて秋起こし作業。
雑草といえども、土に鋤込んでしまえば肥料となります。除草剤を使用してしまえばせっかく肥料になる雑草も死んでしまいます。もったいないもったいない。
雑草だらけだった麦田の後も、トラクターを使えばご覧の通り。
土の中で良質な肥料になってね、雑草ちゃん。


今年の農作業も残すところ有機肥料を播くこととトラクターでの秋起こしとなりました。
10月後半から11月初旬の作業となる予定です。
もうひと頑張りせねば・・・。

米作りの後は、幸せづくり の巻!

ひさ~しぶりにブログを書くことのできる時間が取れました。
いやはや、稲刈りが始まってからというもの、お尻を引っぱたかれるような日々を過ごしていたような感じがします。 春ごろの予定では、10月初旬での作業完了を予定していたのですが、今年の夏の異常な暑さで、思った以上に稲がグングン成長してしまい刈り取り時期が早くなってしまいました。遅く植えて、早く刈り取る。 何なんでしょうかね。

さて、今年の刈り取り作業で焦ったのが、台風20号の上陸でした。
予報では、連休中に日本を直撃するという事だったので、何とか連休前に刈り取りを終えるために、13日の金曜から一気に刈り取りを開始。 思えばハードな日々は、ここから始まった。

コンバインで刈り取っては、軽トラで籾を運び、納屋の乾燥機に運び込む。
何回繰り返したものやら・・・。 弟が仕事の段取りを付けて手伝ってくれたので助かりました。
こんな時に家族のありがたみを感じるんですよね。
乾燥機に収穫したコシヒカリの籾をドンドン入れていきます。
今年は、暑かったけれども収穫までに大雨もなく、収穫量はいつもの年より多くなりました。
なんだか豊作貧乏の予感もします。
乾燥機に火を入れて丸一日。 適正な乾燥数値になったら納屋の2階にある籾のストックBOXに移し替えます。移し替えたらまた刈り取り作業。 これを3日間続けました。
刈り取り後の田んぼです。 キレイさっぱり稲が無くなりました。
稲刈りが終われば、次なる作業は籾摺り。
ストックBOXから流れ落ちてくる籾を玄米にしていきます。
今年の籾は粒が大きくて期待大!
計量器から出てくる玄米を次々と袋詰めして行きます。
色つやも良くてホッとした瞬間です。
籾を玄米にするときに大量に出てくる籾殻。
この籾殻は、田んぼに肥料として播いたり、来年の育苗用の燻炭にしたりする大切な材料となります。何でも無駄なく利用するのが農業のよいところですね。
出荷のためにドンドン積み上がっていく今年の新米。
どんな人に食べてもらえるか。
美味しいと言ってもらえるか・・・。 ワクワクしながら作業が進みます。
仕事を終えて夕食に出てきたのは。
ジャジャーン! まずは味見もかねて、新米コシヒカリでカレーを食べました。
うぅぅぅぅぅ、美味い! 涙ちょちょぎれ。
わきたつ香り、ねばり、噛むほどに感じるお米の甘さ。
この瞬間のために頑張ってきたことが思い出されてきます。

この夜は、家族で今年の米作りのこと。大変だったこと。お米の味のこと。
いろんな事を話しました。
笑いの絶えない食卓は、私にとって幸せな時間。
これからも農作業を通じて、幸せな時間作りも続けていきたいと思っています。



2013年9月12日木曜日

ついに稲刈りスタートの巻!

9月12日(木)。
週間予報を確認して検討した結果、稲の刈り取り作業を始めることにしました。
すでに刈り取りに関係する農機具は、準備万端。

まず始めに12日の朝、稲の露付き状態を確認。これなら10時頃から刈り取りが可能なので、それまでに会社の仕事を少しかたづけて、いよいよ今年の刈り取りを開始!

コンバインで刈り取った稲は、コンバインのタンクにため込んだ後、乾燥機へ運び込むための軽トラに積み替えます。感覚的に今年は豊作です。運び込む量が多かった。(^_^)v
天気も良く、爽やかな風が吹いてくれたおかげで稲も自然乾燥してくれて、作業もスムーズに行えました。 まわりでも、大規模農家や営農組合。 リタイヤ組の農家の方々が稲の刈り取りを行っています。 なにせ天気が大きく左右する刈り取り作業。タイミングを外すわけにはいきません。

刈り取っては軽トラに積み込み、それを納屋の乾燥機に移し替えていきます。
多くの農家は、JAのカントリーエレベーターへ持ち込んで乾燥していますが、我が家は米を他の生産者のものと混ぜたくないので、自前ですべての作業を行います。

何度となく運び込み、1枚の田んぼを無事刈り取ることができました。

刈り取りを終えたコンバインは、田んぼの中で軽く清掃。
纏わり付いている藁をコンバインから取り除いておきます。
ご覧の通り、約4時間かけてスッキリと稲刈り作業完了。
70を越えた母も現役で手伝ってくれています。
まわりの田んぼは、今週末から一斉に刈り取り作業に入るものと思います。
天気が続いてくれることを願うばかり。

我が家としては、今週中にすべての稲刈りを終える予定にしています。
納屋に入れてしまえばこっちのもの。 後の作業は室内作業になるので、機嫌良くしていてねお天気ちゃん。(o^-^o)