2013年5月29日水曜日

自作った「竹すだれ除草機」出動の巻!

日曜日の朝、目を覚ましたら・・・。
やっぱり背中がパッツンパッツン。
土曜日の午後から日没まで行った草刈り作業が原因。 
きっつぅ~!(>_<)

そんな泣き言も言っておられず、早朝の田んぼの見回りから始まり、午前中は、免許取り立てホヤホヤ。息子が運転する自動車の助手席に乗り、運転練習。そして会社の仕事で打ち合わせ。
せっかくの日曜日の午前中は、一瞬のうちに終了してしまったのでした。
五月晴れの天気が・・・。もったいない。
特に、息子の運転練習の時なんざ、ジェットコースターに乗るときよりも緊張して、足に力が入りまくってました。  だから絶叫マシーンは嫌いだ。。。

そんなこんなで、午後に突入。
昨日、水田の除草作業用に組み立てた、中古田植機を改造した除草機で作業開始。
横幅2.7メートル。
建築用角材に竹のスダレを半分にカットして自作った「竹すだれ除草機」です。
これを水田に持ち込んで田んぼの表面にポチポチっと生えてきた赤ちゃんの雑草を表面の土といっしょに削り取って行くのです。
えっ!せっかく植えた苗が抜けないのかって?
田植えしてから1週間もすると、苗はしっかりと土に根ざしているのでこんな事では抜けたりしないのです。 削り取られた雑草の赤ちゃんは、深水の水田で土から抜き取られ、水面にプカプカと浮いた状態となり、そのまま枯れていってしまいます。
すべてが除草できるわけではありませんが、今のタイミングで除草作業すると除草剤を全く使用しない状態よりもはるかに雑草は少なくなります。
除草機で作業した直後の苗は、いったんフニャっとなりますが、2,3日もするとシャキンとしてくれます。

農薬の除草剤を使用すれば、こんな面倒なことをしなくても済むのですけれど、近年の農薬はナノテクノロジーが進み、雑草の農薬吸収率も高いのですが、実際のところ稲も農薬を吸い上げています。
ただし稲の遺伝子には影響が無いため、苗が枯れることはないものの、除草剤の農薬成分は稲に蓄積されていくことは言うまでもありません。

この残留農薬が身体におよぼす影響が怖くて、できるだけ農薬を使用しないように努力しています。

そんなこんなであっという間に時間が過ぎ去った日曜日なのでした。


2013年5月27日月曜日

土曜は早朝から日没まで農作業の巻!

週明けの月曜日。 週末が忙しかっただけに、疲労感が・・・。
今日は、土曜日におこなった農作業を紹介したいと思います。

まずは、朝イチから育苗に使用していたビニールハウスの片付けです。
最初に育苗箱下に敷いていた、防草シートを高圧洗浄機で丸洗い。
年期の入ったエンジン式高圧洗浄機でハウス内で行いました。
午前9時頃には、防草シートも乾いてしまいます。乾いたところでシートはもちろんビニールハウスの大きなビニールまで一気に片付け。小さくたたみ込んで来年まで納屋へ収納しておきます。
朝5:30から片付けていたハウス。天気にも恵まれたおかげで11:00前には片付けが完了。
いつものようにハウスの骨組みだけとなりました。
20年余り使用しているので、骨組みにも錆が出始めています。
そろそろさび止めの塗装をしなくてはいけないかも。

そうこうしている間に、今度は田植機の整備です。


外装のパネルなどを外してから、高圧洗浄機で一気に汚れを洗い落としていきます。
特に田植えの際に使用した、苗様肥料を入れておいた専用ケースや機械部分は、錆びやすくなるので特に念入りに洗浄します。
今年は、中古ながらも新しい機械になったので、メインテナンスもあっという間に完了しました。
部品を組み上げて、田植機専用の格納庫にいれて終了。
ここまでの作業をお昼過ぎまでに終えることができました。 スムーズスムーズ。

お昼に昼食を食べて一休み。 午後からは、日曜日から始める除草作業の準備です。
まずは、昨年手作りした竹すだれ除草機の組み立てです。
田んぼに除草剤を使用したくないので、廃車の田植機を譲り受けて、分解整備をしながら昨年春に作った機会です。後ろの竹すだれの部分を納屋から取り出してきてドッキング。
スパナ1本で完成です。
そして今年チャレンジするのが、昔ながらの手押し除草機。
なんと、納屋の奥の奥に40年以上しまってあった骨董品です。
この除草機は、苗の間を押していきながら、目の出始めた雑草を土の中に閉じ込めていく機能を持っています。
とても体力のいる仕事らしいのですが、昔の農家は除草剤が無かったのでこれを使用していたのです。

もしかしたらグロッキーしてしまうかも。。。 近日、ご報告させていただきます。

さて。夕方にかけては、先日も報告していた草刈り作業です。
転作田の畦まわりを一気にエンジン式草刈り機で作業します。
これ、手前と奥でくっきりと状況が違うと思いますが、これが除草剤を使用している畦と使用していない畦の違いです。除草剤を使用すると雑草は見事に枯れてしまいますが、土がむき出しとなり、石ころばかりになって、畦崩れを起こしていきます。
さらに、畦の中に残留した農薬が、田んぼの中にも浸透していくという、副作用も起こします。
このような畦が毎年増えていくのが残念でならないのです。
我が家の田んぼの畦はこんな感じ。畦土がフックラとしていて、ここを小動物が住みかとしています。例えば、蜘蛛やカエルなどは、小さな害虫を補食してもらうためにも田んぼには絶対いて欲しい生き物です。石ころばかりの砂漠のような畦には、小動物は暮らせません。
そうなると田畑には害虫が増え、増えた害虫を退治するために農薬を大量にまくという、悪循環を招く訳なんですね。
できるだけ農薬に頼らない農業を目指して、頑張っている訳なんです。

日没まで草刈り作業をして、土曜日は終了!
夜には、美味しいビールが待っていたのでした。

2013年5月24日金曜日

苗がピィーンの巻!

今朝も5:30起きで田んぼの様子を見回り。天気も良いし気分爽快。
日曜日に田植えをした苗も、天候に恵まれて、ピィーンと背伸びし始めました。
中には、フニャッとしている苗もいくつか見られますが、大部分は順調に根を土に定着させているようです。苗がすっくと立ち出せば、土に根を下ろした証拠です。
この状態前に強い風などが吹いたりすると、苗が風の力で抜け取れたり、葉を傷めたりするので、
田植え後の一週間、天気がいいと農家としては安心できます。
苗の状態を確認した後は、田んぼの水量確認。
今の時期、我が家では土と水を温めるようにして、根っこの成長を促します。
できるだけ田んぼの土を水面に出さない程度の水量に調整しているのですが、田んぼの水は、少しずつ土の中にしみ込んでいき、自然に水量は減ってしまいます。
減った分の水は、朝一番で補充。冷たく酸素の多い水は、苗にとってはごちそうです。
田面が出てしまうと、雑草が生えやすくなり、除草作業が面倒になるため、できるだけ気を配りながら1週間程度の期間を水管理していきます。
今、気になっているのが転作田の畦草のこと。(^_^;)
お米を作っている田んぼの畦草は、刈り取り作業を一度終えているのですが、転作田の麦を栽培している田んぼの畦草は、刈り取り作業をしていないためご覧の通りの状態。
そろそろ草刈りしないと面倒なことになるな。
今週末に作業をするとするか・・・。

農家の多くは高齢化が進み、草刈り機を操るのが面倒になっていて、除草剤のラウンドアップを散布する人が半数以上となりました。
除草剤は、残留農薬の問題や田んぼまわりの生態系を破壊するといった問題があるために、私は除草剤を使用していません。農薬の怖さは、おいおいと書き記していきたいと思います。

家族はもちろん、我が家のお米を購入いただいている方々のためにも・・・。
さらには、地球環境のためにも・・・。

有機&減農薬農法で、今年も「安心」・「安全」・「美味しい」お米を生産していきたいと思います。

2013年5月21日火曜日

水整板登場の巻!

今年の田植え作業も終えて、のんびりと・・・と行きたいところですが、やることが次から次と出てきます。 まずは用水の取水口に水整板を設置します。
水整板と言っても、畦板を再生利用しています。 もったいないんで・・・。
用水の水をそのまま田んぼに入れると、勢いが良すぎて取水口近くの苗が、水圧で根こそぎ抜けていってしまいます。
抜けるという言葉に敏感。(*^▽^*)  と言うわけではないのですが、水整板を付けることによって水の流れを畦に沿って流していくことができ、苗にも優しいので毎年設置しています。
用水から取り込まれた水の流れは、ご覧のように分散されて田んぼに行きわたります。

もう一つ大きな役目として、ゴミの流れ込み防止です。
この水整板を設置していないとゴミとして流れてきたビニール袋や空き缶などが、田んぼの奥に流れて言ってしまい、大変な思いをしてゴミを拾わなくてはいけないのですが、水整板があることにより、板の所でゴミが引っ掛かっていたり、畦際にゴミが流れてくれるので畦から手を伸ばせばゴミを回収できるようになります。

これから暑い夏に向かい、ゴミがとても多くなります。
特に空き缶やアイスクリームの包装パック。
お願いだから、ゴミのポイ捨ては止めて下さいね。
結局、風に吹かれたり、転がったりして行き着く先は、近くの用水や田んぼの中だったりします。

ゴミは、ゴミ箱へ。  
よろしくお願いしま~す。 ( ̄人 ̄)オ・ネ・ガ・イ♪

2013年5月20日月曜日

春のメインイベント!の巻

ついに週末土曜の朝を迎えました。
そうです。のら道楽もんにとりましては、春のメインイベント。
田植え作業~っ。
早朝5:30にビニールハウスへ行き、苗の状態をチェックして水かけ作業。
元気モリモリの苗に成長してくれました。 根の張り方も大満足。
水やり作業を終えてから、スマートフォンで天気予報の確認。 農業は、いつもお天道様にご機嫌を伺いながらのお仕事なんですよね。
ウェザーニュースの予報では・・・。 土曜は一日快晴。日曜日は夕方から夜にかけて雨が降るらしい。 田植えをするには最適の週末となりました。 ラッキー!

さて。今年から田植機が代わりました。昨年まで使用していた田植機が、かなり故障箇所が多くなり、昨年の秋にメーカーさんからとても良好な中古機情報をいただいたので、この機会に購入することを決定。以前の機械と同じ6条植えですが、装備や性能は格段に上がったので田植え作業が楽になりそうです。

田植えの前に苗箱と肥料を軽トラに満載して、植え付けする水田に運び込みます。
これは人海戦術。水のしみ込む土が入った箱は、けっこうな重さがあるので、これを100枚単位で運び出すのはしんどいんです。 おまけにビニールハウス内はサウナみたいだし・・・。

準備を整えた頃に、農機メーカーさんから田植機の使用説明に営業の方が来られて指導を受けました。 やっぱり新しい機械は便利で簡単。そして人手が少なくて済みます。
農業の効率化には機械化が欠かせないと言うことをつくづく感じる瞬間です。

でも。 収益性が向上しなければ機械化も夢のまた夢。
農家も頑張るんで、安倍首相を先頭に、国会議員のみなさんには頑張ってもらいたいものです。

さて、田植準備も整い、いざ田植え作業に・・・。 オペレーターの横にメーカーさんを2人乗車してもらい運転しながらの指導。
それにしても楽ちんちん! 安定感が今までとは段違い。 天気にも恵まれて気分は最高でーす。
初日の田植えは、夕方まで順調に進んだのでした。
そうそう。土曜日のお昼頃、我が家の田んぼにトラクターの音が響いてると思ったら、転作田に今年作付けする大豆用肥料の散布を営農組合さんのスタッフが作業されてました。
転作計画もTPPの関係で、今後は大きな変化を向かえると思いますが、農業が良い方向と結果が出るように期待したいと思っているんですよね。

今までは、1日半の時間を要していた田植え面積が、この機械では、一日で完了。
本当に同じ6条植えの田植機とは思えない早さ。
日々、農業機械も進歩しているんだと実感しました。
日曜の翌朝も穏やかな天候に恵まれて、初日と同じく田植え準備作業を早朝から行いましたが、唯一変更したのが、田植え時間を1時間早めたこと。
天気予報では、夕方からの雨が、午後早めに変更になっているのを確認したためです。
9時開始の予定を8時にスタート。
初日同様、スムーズに田植え作業が進み、ちょうど12時に完了することができました。
田植機を田んぼから撤収して片付け作業に入ろうとしたとき。
空から雨粒がポツポツと・・・。
なんとラッキーなことか。 今年の田植えは最後まで順調にいきました。
お天道様も味方してくれたようです。

さぁ。明日からは、水管理をはじめとする管理作業となります。
これはこれで、いろいろと気を使う作業目白押し。 体力的には楽になりますが、気を緩めずに美味しくて安全なお米作りに励みたいと思います。

2013年5月17日金曜日

成長を確認して、うれぴぃー!の巻

今朝、苗を育てているビニールハウスで成長のようすを確認。
眠気の残る顔が、思わずにやけ気味になるほど根張りも良い感じで、苗の長さや緑の色合いもまずまず。
明日土曜日と日曜日の2日間で待ちに待った田植え作業を行います。
育苗準備から約一ヶ月。 あっという間だったなー。
成長した苗も、早く植えて欲しい~っと言っている気がします。

その前に、今回で2回目となる苗踏み作業。 麦踏みは知っているけど苗踏みは聞いたことがないと言う方に・・・。稲の苗も、田んぼの移植前に強い圧力をかけてやると腰が強くて根張りが良い苗に成長することがわかり、我が家でも2年前から行っています。
やり方としては、写真の黒いパイプ(排水用の樹脂管)に私のメタボ体重を思いっ切り乗せて苗箱の上を転がして行きます。 苗の茎が折れない程度にググーッと圧力をかけてやります。
たとえて言うなれば、スパルタ教育みたいなものです。 圧力を感じた苗は、負けるもんかっ! と一生懸命成長しようと根を張り、茎を強くしていくために、結果として良い苗になっていくのです。

農家の中には、葉先を1センチほどバリカンする方もおられるのですが、さすがに近ごろの体罰問題もあり(植物には関係ないか・・・)そこまで苗をいじめることができないので、苗踏みでとどめています。
2週間前は、下の写真の様に芽が出始めてからうっすらとした緑の苗箱だったのが、本当に力強い色合いになってくれました。 うれぴぃー!
明日も早起きして田植えの準備を行います。
そして、今年は田植機もバージョンアップしているので、いっそう田植え作業がワクワク楽しみです。 週末の2日間は、田植えに適した天気になりますように。 

2013年5月16日木曜日

今週末に決定~! の巻

昨日の朝、ビニールハウス内の苗の成長を確認して。

いざ決断!  今年の田植えは、今週末に決定~。

一緒に米作りをしているお隣のお父さんが、苗に水をやりながら葉の状態、根の状態を確認して決断しました。 苗の腰もあり、色づきも良い状態になってます。 まずは一山越えてホッと胸をなで下ろす私。
唯一、1枚だけ一部発芽しなかった苗箱がありますが、例年ならもう数枚あるので、今年は大満足。
朝の水やりが終わった後は、週末の田植えに向けて次の作業。
それは、田んぼの代かき。 一日仕事なので朝1時間程度だけ会社の仕事を行い、朝の9時から作業です。

はじめはトラクターの事前点検。 天気が良くて作業日よりです。
ジャジャーン。 我が家で使用している田んぼのフェラーリ。
別名、ヤンマートラクター(こっちが本名じゃん) q(^-^;) 
後ろに付いている通常のロータリーを代かき作業専用のロータリーに変更して作業します。
回転する刃を一つ一つ手で揺らしながら、緩みがないか確認。
アタッチメント交換したときにも点検していたので大丈夫。問題ありません。

田んぼのフェラーリは、オープンカー。いったん作業を始めると泥はねがあって、作業が終われば作業着にプチプチと無数の泥はねの後が・・・。 こんな時にキャビン付きが欲しいと思うんですよね。 いかんいかん、贅沢は言わない。。。

まわりの多くは、先週末に田植えが終わっているのですが、我が家は今から代かき作業です。
田植えを指導日よりもさらに遅らせて計画したことは、吉と出るか凶と出るか。
それは、秋になってみないとわかりません。 

代かきが終わって家に帰ったのが、夜8時。 
既に真っ暗でした。( ┰_┰) 
今朝、田んぼの土が安定した状態を見回り。 良い感じに代かきが仕上がっています。
田面が凸凹になっていると、田植えをしにくいだけでなく稲の成長にもムラができるので、できるだけ丁寧に代かきを行っています。
いよいよ週末は田植え作業。 天気に恵まれますように・・・。

2013年5月13日月曜日

体全体がパッキンパキンの巻!

土曜日とは、うって変わって快晴の日曜日。
荒代かきの後の田んぼには、まわりの景色が鏡のように映り込んでいます。
この景色。とても好きで毎年このシーズンが楽しみなんです。
何といっても、自然の力だけではできない。自分が農作業で手をかけてできる風景なので、時々自慢したくなる事さえあります。 特に朝と夕方がキレイなんですよ。

そんなことを思っているうちに時間は、朝の8時。
世間は母の日で盛り上がっている中。私は、体力勝負の雑草との戦い。
場所は、田んぼの畦まわり。

朝ご飯を食べてエネルギーチャージをしたら、いざ。出陣でござる。
これが、今回の戦闘機器。
軽トラックに草刈り機。 燃料。 替え刃。 写ってないけどゴーグルに除草用前掛けとグローブ。
熱中症対策でクーラーボックスに飲み物を入れて田んぼへ出発!

田んぼ1枚の畦草刈りには、約2時間かかります。
足場も斜めで不安定なため、下半身。とりわけふくらはぎに力が入ります。
腕や肩も疲労が重なり。 あらためて農業は体力が必要だと実感。
体力作りをしなくては・・・と思う次第です。



これが作業前

タンポポをはじめ、いろんな雑草が畦に育っています。







これが作業後

スッキリとしました。








そうそう、今シーズンの草刈り機は、ロープ式を使用しない事にしました。
ロープ式は、キレイさっぱり雑草を根こそぎ刈り取るのですが、研究者の方によると畦に刈り取った後の草がまわりに飛び散ってしまい、刈り取った草が畦土に戻れないとのこと。

刈り歯式の草刈り機を使うと刈り取り後の草が、その場所に積み重なっていき、畦の土となる。
積み重なった草で、下草に光が届きにくくなり、思ったより雑草が成長しないとのこと。

そして、若干残った畦草に小動物の共生場所が生まれるとのことでした。

それを聞いて今年は、草刈り方法も変えてみることにしたのです。
畦の土に変化が見られるか。 楽しみな一年です。

そうそう。 言うまでもなく朝から夕方まで草刈り作業をした体は、ボロボロでした。

今シーズンは、何回繰り返すことやら。。。 <(; ̄ ・ ̄)=3 フゥ...

ヘロヘロな週末の巻。

土曜日は、日本の上空に寒気が入ったらしく、あいにくの雨。
そんな雨模様の日も、できる農作業は進めなくてはいけません。
この日は、朝から荒起こしをしてあった田んぼに、前日の夜から水を入れておき、雨の中を荒代かき作業。田んぼには、少しだけ雑草が伸び始めていますが、このタイミングで土の中に鋤込んでしまいます。
そして、田んぼの中の土をできるだけ凸凹の無いように平らにしていくのです。
後日、田植えを行うために、もっと平らにする代かき作業があるのですが、その前段階の作業となります。

さすがにこの時は、キャビン付きのトラクターが羨ましく思えました。
いつかはクラウン・・・。 ではなくキャビン付き。(。・_・)


荒代かきの作業が終わったのが、ちょうど日が落ちた頃。
雨合羽を着ての作業でしたが、体は冷え切ってしまいました。 
でも、無事にトラクター作業を終えてほっとした土曜日でした。

田んぼからトラクターを引き上げて、畦まわりが目に入り・・・。
まずい。雑草が伸び放題。 頭によぎる除草作業。
日曜日は、雑草との戦い。畦草刈りかー。

除草剤を使用しない事に決めているので、ヘロヘロの体が、明日はどうなるんだろう。




どたどた。 週末の巻き!

何年か前までは、GW中が農作業のピークとなっていたはずが、地球温暖化による気候変動の影響で、私たちの住む越中では、GW後に田植えを行うよう指導されています。
そのため先週から農作業が忙しくなり始めました。

育苗をしている間に、まず行うのが各たんぼの排水口整備。金曜日の仕事を終えて、夕方から日の暮れる間に取りかかります。

お米作りは、水管理がとても大切。 そのためには、排水口がしっかりとしていなければ、水漏れを起こしたり、水量管理ができなくなります。 スコップに鍬、そしてノコギリと板切れや肥料袋などを利用して排水口を整備していきます。 
写真ではわかりにくいんですけど、けっこう下まで掘り返すので、作業が終われば腰がひぃーひぃー状態。(TwT。)
夜は、湿布がペタペタと数枚体に張り付いてます。 その姿を見て歳を感じる今日この頃。


さて、ビニールハウスで育苗中の苗といえば・・・。
ご覧の通り順調に育ってます。
毎朝、タップリと水をかけてグングン成長した苗たち。 田植えまでもうしばらく頑張ってね。
ところが、ただ1枚だけ不揃いの育苗箱があり、こいつを見ていると痛々しい。
土の種まき作業の際、どうやら土をかけすぎたみたいで、一部の種もみが窒息状態になったようです。 (-人-)ごめんよおぉ。

まっ。今年は順調に育っているので良しとしておりますです。

2013年5月7日火曜日

初チャレンジ 万田酵素。

ゴールデンウィークも終わり、今日からまた日常へと頭を切り換え。
少し寝坊気味に起床していた毎朝から一転、朝5時過ぎにヌクヌクした布団から動きはモゾモゾと這い出して農作業用の服に着替えて、いざ出陣。

育苗箱からグイッと伸び始めた苗に、万田酵素という栄養剤を噴霧するための作業です。
農家仲間の方から、今年の苗に万田酵素を噴霧したら、噴霧しない苗と比べて格段に良い苗になっているとのこと。

そりゃ~っやってみなけりゃ。と思った次第で、元気な苗になるなら行動あるのみ。

いつやるの? 今でしょ。(o゚◇゚)ノ  

という事で今日散布となったわけです。
散布には、エンジン式散布機を使います。 けっこう年期もんですが、メインテナンスをしているおかげでまだまだ現役。
ビニールハウス内の保温シート下で、グイグイ芽を出していたコシヒカリの苗。
保温シートを外して水でうすめた万田酵素溶液を噴霧していきました。
初めての試みでしたが、どうなることやら。。。 
何だかんだで心配 ・・・(゚_゚i)タラー・・・

噴霧器で噴霧した後、ビニールハウス内は、少し甘いような香りが充満。万田酵素の香りのようです。
万田酵素の噴霧作業を終えると、発芽と一緒に持ち上がっていた床土が洗い落ちるように苗箱におちついて、後は、ご覧のように緑の絨毯状態。
順調に成長してくれているようです。 今のところ嬉しい・・・。

この後は、ハウス内が日中30℃以上にならないよう。夜は、10℃以下にならないよう温度管理をする毎日。
明日からは、朝の水かけ作業が毎日の日課となります。
全国的にも気温の変動が激しい昨今。 これからの温度管理・水管理に気を抜けない毎日が続きそうです。
そして、、、苗を守ってきた保温シートは、本日にてお役目終了。
転作用の田んぼに広げて両面の乾燥と汚れを取ります。
最後にロール状に巻いた後は、来年まで納屋でお休みなさーい。(θωθ)

まわりの田んぼでは、田植えが始まっている中。我が家はまだ育苗初期段階。
遅くないかい? とご近所からも声をかけられますが、今シーズンはJA指導の15日植えをさらに一週間遅くする計画にしているので、我が家的には問題なし。

温暖化による気候変動に対応するべく、田植えスケジュールもチャレンジです。
ゴールの秋には、美味しいお米が収穫できますように・・・。 
( ̄人 ̄)オ・ネ・ガ・イ♪

2013年5月2日木曜日

クグ~ッと持ち上げます。

ビニールハウス内で育苗中のコシヒカリの種もみ。
育苗箱に種を播いてから6日目。
いよいよ床土を持ち上げて芽が伸び始めています。
スマホのカメラで接写したのですが、育苗箱の上に緑色のチョボチョボッと出ているのが、コシヒカリの苗です。真っ黒なのは、昨年の秋に育苗に使用するために作っておいた籾殻燻炭です。

我が家では、育苗箱の床土の上から籾殻君炭をタップリと振りかけています。
籾殻燻炭は保温、保水調整に優れていて種もみの初期生育にとても効果があります。
さらに、カビの発生防止に役立つのでカビ防止剤を極力抑えることができて減農薬につながるんです。
何だか化学が発達しているのに、より良い苗を育てようとすると昔ながらの育苗の方が結果が良いとは不思議です。何年か前までは、化学肥料に農薬をドンドンすすめられていたのに、あれはいったい何だったのか・・・。
ゴールデンウィークの後半は、天気が回復して温かい日が続くようなので、いっきに苗が成長するはず。15センチぐらいになったら田植えとなります。

また忙しい時期がやって来るぞ。