2013年4月20日土曜日

荒起こし作業初日

週末に向かってますます農作業が本格化する時期。
昨日は、会社の仕事をお昼ご飯も食べずに前倒しして済ませて、午後3時からお百姓さんへ変身。
まずは田んぼのフェラーリ、トラクターを引っ張り出して荒起こし作業です。
最初にロータリーの刃を一本一本、緩みがないか手で確認。
一本の緩みもなくトラクターの調子は絶好調!
田んぼの四隅を予備起こししたら本格的に作業を始めます。
程なくするとご来場されるのが、野鳥たち。
最初はカラス。そしてサギにモズ。スズメもやって来ます。
彼らは、トラクターの爆音をものともせずに知らん顔で餌となるミミズやカエルを見つけては御食事。
野鳥の中でも特にカラスは賢さが一段階上。
なにしろトラクターが荒起こしすると、まずトラクターの後をついてきます。
そして、土から掘り出されたカエルやミミズを間髪入れず見つけては補食。 いやはやお見事。
さらに、野ねずみがビックリして田んぼを走り出したと思ったら、超低空飛行で追いかけてあっという間に捕まえてしまいます。
日ごろは、どうも好かないカラスですが、この時ばかりは、ネズミ退治をしてくれる農家の助っ人になり感謝感激です。
荒起こしをしていると感じるのが、土の状態です。
トラクターのローターにかかる負荷や土の色、土の崩れ方などで今シーズンの土がどのようになっているかが何となく分かるようになってきました。
3年前から発酵鶏糞を秋に投入するようになってから、明らかに土の状態が変わりました。
土の変化は、土に生きる生き物にも変化が見られます。

目に見えない微生物は分かりませんが、ミミズをはじめとするカエルなどの小動物が明らかに増えています。そのため荒起こしした後に出てくる小動物が、今度は野鳥を引き寄せます。
これから暖かくなり、ますます小動物が活発に行動し始めます。

小動物が住みやすい土こそ、農作物も良い土。

今年も農薬、化学肥料を減らし、自然に近い状態に土を育てるべく、手間暇をかけたいと思います。

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