2012年9月28日金曜日

そして農作業も秋の作業へ・・・

疲労気味の身体に鞭打って過ごしている感じの今日この頃。
私の農作業は、片付けと畑、そして来月あたりからは、来年に向けての土作り作業と移っていくのどぇ~す。


ご覧のように籾摺り後に出た籾殻は、どっさりと積み上がったままなのですが、今週中に田んぼへ播くことと、燻炭づくりを完了の予定です。まるまる一日作業になるだろうな。
特に燻炭づくりは、火を使うので目を離すことができないのです。
しかし燻炭は、畑や来年の稲の苗作りにも使用するので、欠かすことができません。
今シーズンもがんばらねば・・・。

さて。稲刈り期間に平行して作業していた畑には、母が少しずつ野菜の苗を植え始めました。

今年も秋冬野菜が、我が家の食卓を彩ることを今から楽しみにしています。
ところが、畑の畝にどっさりと入れた堆肥を求めて侵入者が・・・。

雑草を抑える黒いビニールフィルム(マルチと呼んでます)を破って、畝の中に侵入している後が。
たぶん、野ネズミではないかと思うのですが、モグラの可能性もあるため、捕獲機を仕掛けました。


マルチをばっさりと大きく破って潜り込んだようです。 その他にも2箇所ほど小さく破られているところがありました。 大きく破ったヶ所を見ると、畝の中へつながる穴がポッカリ。
とりあえずその穴にモグラ捕獲機を仕掛けてみました。 捕まるかどうか・・・。

このように農業は栽培作業ばかりではなく、天候を気にしなくてはいけないですし、土作りに害虫駆除や雑草処理など、いろんな仕事があります。
毎年同じ状況になることは、まずありません。 これが大変なのですが、創意工夫を生み出すことの楽しさでもあります。

街の方でお住まいの方も、庭の片隅でキッチンガーデンを作ってみたり、ベランダなどでプランター畑を楽しんで土と水と植物の命にふれてみてはいかがでしょう。 手間暇もかかることはありますが、楽しいものですよ。



2012年9月24日月曜日

身体が悲鳴を上げる屋内作業

ようやくブログに手を付けることができるようになった週明け・・・。
今だに週末の農作業の影響で、体のあちこちが筋肉痛。 タイプする指先も変な感覚の状態です。

さて、稲の刈り取りがすべて終わると、外仕事から屋内の農作業に移っていきます。
乾燥が終了した籾は、納屋2階の大型タンクに集め、1階に設置したこの籾摺り機で籾殻を取って玄米にしていきます。 この機械。作業をすると、とてもうるさい・・・。
一緒に作業している目の前の家族と話をする時も、大声を出さないと会話にならないくらいです。
最新の機械は静かなんだろうか?


籾すり作業を始めると、今年収穫したお米は、専用の米袋にドンドン詰め込まれていきます。
一袋は30㎏。 これを200袋以上袋詰めしては、積み上げ、並べていくんですけれど、この作業が、とにかくきつい。 作業が終わると身体の至る所が悲鳴を上げます。
もチョット楽に作業ができるように工夫しなくては。。。


しか~し。身体は辛いのですが、収穫したお米を見ると嬉しくなってきます。
やっぱり農家なんだなーって、思いながら毎年作業をしているんですけどね。

特に今年のお米に対する思い入れは、いつもの年よりも強いんです。
なぜなら、除草剤を全く使用していないから。 そして、除草機を自前で作って作業をしたり、延べ20回も田んぼに入り、手作業で除草をしたりと、安心安全な米作りに努力したためです。
つやっつやな玄米を見ると自然と顔がにやけてしまう私。 他人が見たら変なおじさんかも・・・。

努力の甲斐あって、夏から秋の収穫まで熱波に襲われましたが、米の質も上々です。
ホッとしました。


籾摺り作業は、延べ4日間かかりました。 そして、外には大量の籾殻がうづ高く山となります。
籾殻は、トラクターの後ろに大きな運搬用の袋を付けて田んぼに運び、籾殻をまき散らしていきます。籾殻は、土作りのために再利用。 いくらかの量は袋詰めして畑に利用するために保管したり、後日、籾殻燻炭を作ったりします。


そして、一通りの農作業が終われば、フル稼働してくれた各農機具の後片付けが待っています。
コンバイン、乾燥機、籾摺り機などなど。 時間を見つけては清掃、整備です。
これがまた、ホコリまみれの作業なので鼻炎持ちの私としては辛い仕事の一つ。

この清掃、整備を完璧にしておかないと、翌年しっぺ返しが待っているので愛情を持って行いたいと思います。 頑張ったね、コンバインちゃん! お疲れ様でした。来年も頑張ろうね。

2012年9月19日水曜日

稲刈り作業、完了~。

さてさて。 稲刈り作業が終わると、次は屋内の作業へと移ります。
屋内と言っても、農作業の納屋で、今度はホコリっぽい仕事です。 どちらかと言えば、鼻炎持ちの私としては、これからの作業の方が、チョットばかし辛いかも・・・。

軽トラに付けた運搬機から、今度は納屋にある大型の乾燥機へ籾を移します。
高さ3メートル強はあるでしようか、この乾燥機の中に、コシヒカリの籾を順次入れていくのですが、
ここからがホコリとの戦い。
運搬作業が終わって鼻をかむと、どれだけスッキリすることか。
マスクを付けてもかなりホコリを吸い込んでいます。 喉もイガイガになりますしね。

息子の手伝いもあって、今年の刈り取りも無事終了。 連休中に一度、通り雨に見舞われましたが、近年の中では、一番順調に刈り取り作業がすすんだ年だったと思います。

全国的に見ると、大雨や台風などの被害も出でいる地域があり、農業をおこなう者としては、心配もしていますが、私たちの地域では、天候に恵まれたことに心より感謝するシーズンでした。

乾燥機に籾入れが完了すれば、続いてバーナーに火を入れての乾燥作業。
昔、乾燥機のない頃は、天日干しをしていたことを思い出します。

しかし、近ごろ少量だけだと思いますが、天日干しをする農家さんも見受けられます。
私もわかっているんですよね。 天日干しのお米がどれだけ美味しいかというここ。。。

ただ、あまりにも手間がかかるため、趣味的に行うにしても現状ではムリがあってできません。
いつか、チャレンジしてみたいものです。

さて。乾燥作業は、約12時間程度かかります。 最新の乾燥機だともっと早いのでしょうが、我が家の乾燥機は、年代物なのでしかたありません。
それでも、しっかりと乾燥仕上げはできるので納得して作業を行っています。


乾燥が終わると、次は籾すり作業です・・・。

天気良好、豊作感謝!

天気が良い日の稲刈り作業は、農家にとって嬉しいひとときです。
コンバインのうなりを上げるエンジン音も、ここち良く聞こえて、気分上々。


春から大切に育ててきた、コシヒカリを快調に刈り上げていきます。

この刈り上げ作業ですが、朝が早くて露が残っていたりすると、稲がぬれていてコンバインの詰まりを発生させたりするので、故障の原因に・・・。 
そのため、いくら天気が良くても稲の乾きを確認してからでないと、作業効率が下がります。

慌てる乞食はもらいが少ない。 ピッタリの諺です。









コンバインを操縦しているのは、、、 実は、私ではありません。
今年の夏まで、甲子園を目指していた高校球児だった息子です。 中学生時代から時々コンバインを操縦して、農作業を手伝ってくれています。
近年は、野球の練習のために、手伝いもできませんでしたが、高校球児の夏も終わり、久しぶりのコンバイン操縦をかって出てくれました。 久しぶりのために、はじめはゆっくりとしたスピードでしたが、勘が戻ってしまえば、一人前に刈り取り作業をこなしていました。


コンバインが大きな音を立てて稲を刈り取っていると、バッタやカエルが驚いて跳び出してきます。
彼らにとっては、安眠妨害の何ものでもないですね。 美味しく実ったコシヒカリ。 今年は酷暑でしたが、水管理を徹底したおかげで豊作です。

コンバインで刈り取った稲は、脱穀して籾(もみ)と藁(わら)に区別されます。 藁は、コンバインで細かくしてから田んぼに戻して土作りに役立てます。 お米となる籾は、コンバインのタンクに一杯になった時点で軽トラックに取り付けた運搬機に移して乾燥機へと運びます。

稲刈り作業が終了する毎に、周辺の田んぼが寂しい風景になりますが、雨を気にする作業が無くなるので、農家としてはホッとする時間なのです。

続いての作業は、次で・・・。

ついに稲の刈り取り作業開始

久しぶりのブログ更新。 
稲刈り作業の準備やら、経営者としての仕事にも追われてしまい、ゆっくりとパソコンに向かうことができない日々を過ごしておりました。
気づけば、稲の刈り取りも終わり、乾燥、籾すり作業にも突入。
時間の経つのは早い・・・。

そんなわけで。

連休を中心にした農作業をまとめて行きたいと思います。
14日の早朝。
目覚めて外に出ると日の出が・・・。 とても爽やかな空気がここち良い一日の始まりで、天気予報を確認したら好天がつづくとの予報。 こいつはさい先が良いと気分良く農作業準備に取りかかったのでした。

特に稲の刈り取り作業で活躍するのが、コンバイン。
事前点検はしたものの、再度、注油をしたり、駆動ベルトをチェックしてトラブルの無いように使用前の再チェック。

朝ご飯を食べたら、稲の露が落ちたことを確認していざ稲刈り作業に出発です。
一面に広がる稲穂。一枚の田んぼを3時間程度で刈り上げていきます。
稲の成長具合や田んぼの土の状況によって、コンバインを微調整しながら運転しないと、せっかく刈り取った稲を取りこぼしたり、コンバインがぬかるんだ所でスムーズに作業できなかったりします。こればかりは、経験がものを言います。田んぼの特徴を理解しながら、作業ロスの無いようにコンバインを操縦してました。

刈り取りの模様は、お次で・・・。



2012年9月10日月曜日

日曜の農作業

一夜明けて、日曜の朝。 昨日の疲れが残っているものの、今度は、自家用に栽培している家庭菜園の準備。 今年は、茄子・ピーマン・トマト・スイカ・豆類に葉物など、夏野菜が豊作の年でした。 これから、秋冬に向けた野菜作りに取りかかるため、土作り取りかかりました。

最初は、トラクターを使っての荒起こし作業を行い、土壌のpH調整と消毒をかねて苦土石灰をまんべんなく播きます。 白いのが苦土石灰です。
苦土石灰を播いたら、もう一度トラクターで土を耕していきます。 
その後には、発酵鶏糞15㎏を5袋分畑にまいて、もう一度土を起こします。
我が家の畑には、この発酵鶏糞を有機肥料として使用してます。野菜の甘味と旨味が強くなるんです。キュウリは、井戸水でつめたく冷やして丸ごと食べるんですが、やめられない美味しさです。以前は、化学肥料をメイン使用していたのですが、ここ数年、有機栽培に変えてから味の違いが驚くほど変わるので、特にこの発酵鶏糞を使ってます。
トラクターでの土起こし作業を終えた後は、小型の家庭菜園用耕耘機で畝縦作業をします。 毎年秋は、大根をはじめとする根菜を栽培するため、少々高めの畝を作ります。畝は4本作ったのですが、仕上げは、鍬やレーキを使っての手作業。
炎天下の日中に作業をしたものですから、熱中症にならないか自分の体を心配しながらの作業でした。 無事に畝縦作業を完了して、後は2,3日土を寝かせます。

これから暇を見つけては、元肥を入れたりしながら野菜の種や苗を植える作業を行います。

畑も豊作になりますように。

夕方に向けては、コンバインの最終整備や乾燥機のテスト運転などを行い、週末はすべて農作業で時間を使い果たしたのでした。 これから毎日、なにかしら秋の農作業が続きます。

我が体力が最後まで持つだろうか? ちょこっと心配。

週末 のら道楽もんの追い込み作業

稲の刈り取り前。最後の週末になるかな?  のら道楽もんとしては、やらなくてはいけないことを週末で追い込み作業。

まずは、土曜の午後から田んぼに入ってヒエ取り作業。除草しても後から後から出てきますが、これが最後になる予定です。終了したのが夕方6時頃。今では、日が落ちるのも早くて、終わった時には、薄暗くななってしまいました。 一輪車に2杯分ほどのヒエを除草したら足腰はクタクタ。汗はダクダク。 
除草作業を終えたら、今度はコンバインの籾を受け取るバスケットを軽トラにセット。
通常は、分解して収納してあるので、毎回、軽トラの上で組み上げます。 何だかんだで1時間はかかる作業です。 
このバスケットにコンバインから刈り取った後の籾を受け取り、その後に乾燥機へ移します。

土曜日午後からの作業は、これにて終了~っ。
この後、お風呂に入ってから、冷えたビールをクィーっと・・・。 これが至福の時間です。

稲の刈り取りまで、あと一週間ぐらいかな。 大雨など降りませんように。

2012年9月7日金曜日

早朝花火大会! じゃねーよ。 (゙ `-´)/

残暑はありますが、もうすぐ夏も終わり・・・。
夏の思い出に花火大会~っ。 なんて訳じゃありません。
この花火は、田んぼで美味しそうに実りを向かえた稲を食べにやってくる、スズメの大群を追い払うためのもの。 早朝と夕方に群れをなしてやって来ます。 その数ざっと200羽ぐらいでしょうか。

手をたたいたり、ドラム缶をたたいて音を出すくらいでは、平気な顔して稲穂をついばんでます。
そこで活躍するのがロケット花火や爆竹です。 さすがに ピーーーーッ と大きな音を立ててロケット花火が群れの中に迫ってきたり、20連発の爆音が鳴り響くと、このあたりは危険と感じるのか、3,4日間ほど群れは現れません。 1週間ぐらいするとピーチク、パーチクと戻ってくる事がありますが、その時にはあらためてロケット花火を発射します。 お米の収穫前になると、これもまた毎年の恒例行事です。

確かに黄金色に広がる稲を見れば、彼らにとっては極上のステーキが大地一面に広がっているのと同じ。 時間無制限の食べ放題ですわ。 スズメ諸君のディナーを台無しにするようで申し訳ないけれど、こちらも大切に育てたお米をただ食いされるわけにはいきません。 朝夕と花火に点火するまでです。

彼らが食べた分だけ料金を払っていってくれるなら、話は別ですが・・・。

2012年9月4日火曜日

神様、仏様。八百万の神々にお願いです。

私たちの地区の田んぼには、基準田という田んぼが指定され、稲刈りをする時期を地元JAが予測日を記入したカードを設置していきます。
この基準田を参考に、その他の田んぼの稲を観察しながら刈り取り作業日を決定していきます。

周辺の田んぼでは、早い場所で9月9日。 その他では9月13日のカードが立てられていました。
今週末に刈り取りか? と思っていましたが、我が家では来週となりそうです。

さぁ。いよいよ愛情込めて育てたコシヒカリの収穫時期が近くなってきました。
美味しいお米が収穫できるよう、神様、仏様。八百万の神々にお願いです。




あとは天気に恵まれるだけさ。

シーズン最終決戦。 雑草との戦いファイナル!

快晴の土曜日。 畦草除草のため、稲刈り前に最終決戦に挑みました。 気温はこの日も30℃オーバー。 熱中症にならないようにクーラーボックスに飲み物を用意してスタートです。
使用している草刈り機は、背中にランドセルを担ぐようなスタイルの草刈り機で、パワーがあります。 5年ほど使用していますが、まだまだ現役で働いてくれています。

昼食を食べてから、一気に草刈り作業開始。 田んぼ周辺の畦部分に群生する雑草を刈り取ります。 この雑草が伸びると稲刈りの際、コンバインに巻き込んでくるので故障の原因になったりするものですから、毎シーズンの恒例作業です。

作業をしていると汗が滝のように噴き出して、あっという間に作業着はベッタベタ。作業着のままプールに飛び込んだような状態に・・・。 一枚の田んぼの畦草刈りを終えては、草刈り機の燃料補給と自分に水分補給。 これ繰り返しです。

畦草刈りを終えると、こんな感じになります。 キレイさっぱりです。
まわりの農家は、高齢化が進んでいるため、草刈り機の使用を断念して、除草剤使用をする方が多くなっている現状。 農薬をできる限り使用しないお米作りを目指しているので、体の続く限りがんばっていきたいと思っています。

今シーズン最後の雑草との最終決戦は、5時間半の戦いでした。 お風呂に入る時に体重を量ったら、驚きの3㎏減。 かなりハードなダイエットとなりました。
以前に流行したブートキャンプより効果があったな。 

ありゃりゃ。。。 今年もか。

先日から続く夕方のゲリラ雷雨。 毎年のことですが、一枚の田んぼで取水口付近に倒伏が発生。
どうも、この田んぼの取水口付近は、土が肥えているらしいのです。 倒伏した稲はコンバインで刈り取りしずらくて、作業時間にロスが発生してしまいます。

刈り取りが終了したら、来年に向けての土作り肥料散布は、この部分を外して散布しようっと。

2012年9月1日土曜日

コンバイン整備

稲刈りの主役と言えば、もちろんコンバイン。 今年も活躍してもらうために時間を作って整備を始めました。 これが我が家のコンバインです。 長男は幼い頃に戦車、戦車と言ってたなー。

このコンバインもやがて20年近くのロートルになっていますが、毎年、きちんと整備をしているためか、まだまだしっかりと仕事をしてくれます。 ところが! コンバインの命、刈り刃の一枚が欠けていることを発見。 すぐさま刈り刃を取り外して、メーカーへ持ち込み、刈り刃を修理してもらいました。 刈り刃が欠けていると、稲の刈り残しを起こしてしまいます。
これが刈り刃を外した状態。 刃がないと何だかマヌケです。 頑固じいちゃんが総入れ歯を外した時みたい。
メーカーから刈り刃の修理が完了したとの連絡を受けて、修理品を受け取りに行き、早速取り付け。最初に、潤滑油を塗って刃の滑りをよくしてから装着。 これで今年も刈り取りをしっかりと行えるはず。 後は作業日が近づいたら潤滑油やグリースアップ作業を行い、準備が完了となります。
今シーズンも作業中に故障が出ませんように・・・。