2012年8月16日木曜日

3種類の田んぼ


さて。この写真に写っている田んぼには、特徴があります。 それは、3種類の耕地処理方法です。

・手前は草ボウボウの田んぼ。
・真ん中は、土色の濃い田んぼ。
・鉄塔下は、赤茶けた田んぼ。

この田んぼは、昨年の転作計画により、麦を栽培した後の田んぼですが、農家の考え方で3種類の状況に分かれています。

草ボウボウとなっているのは、実は緑肥化するための田んぼで、この後、この草をトラクターで土に鋤込み、堆肥化するためです。

次の土色の濃い田んぼは、冬までに雑草だらけになるため、トラクターで土を耕した後の状態。冬までに3回程度耕します。

最後は、赤茶けた田んぼ。ここは、雑草だらけになるのを防ぐため、田んぼ全体に除草剤を散布して雑草が枯れた状態です。

さて皆さん。皆さんは、どの田んぼの土で作られた作物を食べたいでしょうか。


我が家の場合。麦の収穫後にトラクターで田んぼの土を起こします。 雑草が生い茂る8月後半に2回目の土起こしをします。 そして、11月はじめに発酵鶏糞を田んぼ一面に播いてから3回目の土起こしをして、土の中の微生物を活発化させる有機農法です。

まわりの農家は、高齢化が進み手をかけたくても、手を加えることができずに楽な除草剤散布へと向かってしまう・・・。 悲しい現実と共に安心できる農作物の生産が遠のいている状態です。

何とかしていかなくてはと日々思案しながら、まずは我が家の田んぼを守ることから始めています。

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