2012年8月31日金曜日

ついに始まりました

ついに始まりました、稲刈り作業。 始まったのは早稲品種の「てんたかく」で、我が家はコシヒカリを作付けしているので、もう少し刈り取りは後になります。

刈り取り後の田んぼを見かけ始めると・・・、 気合いが一段と入ります。 

さて。そろそろ秋に活躍する農業機械を整備し始めるとしますか。

2012年8月29日水曜日

取ったどーーーっ!

ここ2週間の間に5日ほどかけて田んぼのヒエを取りまくりました。

我が家の田んぼには、除草剤を使用していないのでヒエが出ること出ること。 
今も少しずつヒエが出てます。

作業的に楽はしたいものの、そこは根性を入れて安心安全なお米作りのために、体と時間をかけて雑草のヒエと戦い続けました。

幸い良い天気が続いたため、ヒエが乾燥したところで焼却処分。
あらためてヒエの量を見ながら、よくぞこんなにも取ったな。と感心しながら焼却していました。

実は、今シーズンのヒエ取り作業は、延べ日数にして15日間ほど。

農作業に付きものの雑草対策は、つくづく大変なものだと思います。
このほかには、畦草も草刈り機で刈り取り作業をしていますから、農家と雑草の戦いは、永遠に続くんでしょうね。 負けねーぞ!



好天続きの今シーズン。私の地域では順調に稲が生育していますが、刈り取りの頃に好天が、荒天にならないかとても心配しています。

良い天気が続くと、その後には反動が来るので気になってしまいます。
ここまで来たら、9月も良い天気に恵まれますよーに。

2012年8月21日火曜日

夏の荒起こし作業

田んぼに手をかけないと、どの様なことが起こるか・・・。

それは、あっという間に雑草で埋め尽くされていきます。

この写真は、我が家の田んぼの一枚なんです。

昨年度の転作で麦を栽培した後、春に刈り取りを終えて、一度荒起こしをしてからこの夏まで放置してあったんです。

パッと見は、何か栽培しているような感じに見えますが、これが全部雑草。 
それもビッシリと元気よく生い茂っています。

このまま放置しておくと、強い雑草がもっともっと生長してトラクターのロータリーでも荒起こしできないくらいになってしまいます。



そこで、タイミングを見て年に3回ほどトラクターを使用します。
雑草とはいっても、うまく処理すると土の中で堆肥化するので雑草といえどもできるだけ利用するようにしています。
夏にトラクターを入れるタイミングとして、できるだけ雨の降らない日が続く時に荒起こしをします。

写真は、1/3ぐらい荒起こしを進めた状態ですが、せっかく田んぼの土を起こしても、この後に雨が降るとまたすぐに雑草だらけになってしまいます。

そこで、晴天の続く初日あたりに田起こしすると、トラクターのロータリーで鋤込んだ雑草も枯れてしまい、堆肥化してくれるのです。

高齢化が進む農家では、この田んぼ全面に除草剤を播いて雑草処理する事が増えていますが、本当に怖いことです。



この田んぼを荒起こししていると、さまざまな生き物が生息しているのがわかります。
はじめにやって来るのがカラス。 むき出しになった土からミミズやカエル。時には小さな野ねずみを見つけて補食しています。トラクターが来ると餌にありつけることを解っているんですね。

その他にもバッタやコオロギ、トンボなどなど、もの凄い数が住みかにしているんです。

そこに除草剤を播くと雑草は無くなりますが、本来いるはずの生物は、見ることができなくなってしまいます。これが生態系破壊の始まり。 元に戻すまでには長い時間と労力が必要となってきます。

夏の荒起こしを終えた田んぼですが、この土色がとても大切です。
この後、鋤込まれた雑草が、土の中で微生物の働きもあって、ゆっくりと堆肥化。
化学肥料に頼らない、バランスの取れた土になっていくのです。

秋の後半には、発酵鶏糞を播いてから再度荒起こしする予定。

有機栽培は、手間暇かかりますが、安心安全な作物を収穫できるので手を抜かずに頑張りたいと思います。

2012年8月16日木曜日

3種類の田んぼ


さて。この写真に写っている田んぼには、特徴があります。 それは、3種類の耕地処理方法です。

・手前は草ボウボウの田んぼ。
・真ん中は、土色の濃い田んぼ。
・鉄塔下は、赤茶けた田んぼ。

この田んぼは、昨年の転作計画により、麦を栽培した後の田んぼですが、農家の考え方で3種類の状況に分かれています。

草ボウボウとなっているのは、実は緑肥化するための田んぼで、この後、この草をトラクターで土に鋤込み、堆肥化するためです。

次の土色の濃い田んぼは、冬までに雑草だらけになるため、トラクターで土を耕した後の状態。冬までに3回程度耕します。

最後は、赤茶けた田んぼ。ここは、雑草だらけになるのを防ぐため、田んぼ全体に除草剤を散布して雑草が枯れた状態です。

さて皆さん。皆さんは、どの田んぼの土で作られた作物を食べたいでしょうか。


我が家の場合。麦の収穫後にトラクターで田んぼの土を起こします。 雑草が生い茂る8月後半に2回目の土起こしをします。 そして、11月はじめに発酵鶏糞を田んぼ一面に播いてから3回目の土起こしをして、土の中の微生物を活発化させる有機農法です。

まわりの農家は、高齢化が進み手をかけたくても、手を加えることができずに楽な除草剤散布へと向かってしまう・・・。 悲しい現実と共に安心できる農作物の生産が遠のいている状態です。

何とかしていかなくてはと日々思案しながら、まずは我が家の田んぼを守ることから始めています。

2012年8月15日水曜日

ハラハラ、ドキドキの週末でした。

お盆期間の今週末に突如降ってきたゲリラ豪雨。
雲行きがおかしいな? と思ったとたんに風が吹き出して、その次は大粒の雨が落ちたと思ったら、そのまま50メートルの視界もなくなる程の大雨。

あっという間に付近の用水は、水かさが上がり、取水側の用水などは、田んぼにオーバーフローしてしまいました。 せっかく順調に育った稲が、これで倒伏か・・・。

半分あきらめて翌朝を迎えたのですが、嬉しいことにまったく倒伏は無し。


ほっと胸をなで下ろしました。
周辺の田んぼには、一部倒伏してしまったものもありましたが、全体的に見て被害は最小限にくい止められた状態です。

これから秋の収穫時期に向かうと、空模様が気になる日々を毎年過ごすのですが、近年の地球温暖化による気候変動の影響は、農家にとって悩みの種です。
どうか今年は、収穫まで穏やかな天候で推移しますように。 空に向かってお願いする毎日です。

2012年8月4日土曜日

出そろいました~。

毎日お暑うございます~。 ( ̄。 ̄)ボ~~~~ッ
人間様は、この暑さにバテバテ気味ですが、今年の稲は、いたって元気な様子。
我が家の田んぼの稲も、いっせいに出穂状態となり、穂が出そろった感じです。

この後、使いたくはないのですが、農薬を使用しなくてはいけません。
農薬の種類には。。。
・雑草対策 ・害虫対策 ・病原菌対策 の大きく分けてこの3分類なのですが、我が家では、病原菌対策用の農薬のみを使用します。

稲の病気には、代表的なものとして、いもち病や紋枯病があり、こればかりは5~10年単位で優良な土作りをしないと解決できず、どうしても病気発生を抑えるために専用薬剤を使用します。
本格的な土作りを初めて3年。病原菌のない土作り、完全無農薬の米作りに向けてこれからも努力あるのみです。

2012年8月1日水曜日

ついに出ました。  ヽ(^◇^*)/ ワーイ

ついに、ついに出ました。 お米の赤ちゃんが・・・。
連日の猛暑にも負けず、顔を出し始めた稲の穂。 これからは、田んぼに20日間ぐらい、たっぷり、なみなみと水を入れておくのですが、我が家では、異常な高温のため取水口の口をほんの少しだけ開けたままにして、掛け流し状態にしておきます。 少しでも水温を下げて、根の負担を和らげるためです。

稲も生き物。 環境が悪ければ、美味しいお米は収穫できないはず。
そのために、冷たい水を掛け流しにして、稲に気持ちの良い状態を作ってあげるのです。

さらに、田んぼに住み着いているカエルや小生物も、冷たい水で元気になり、害虫駆除も活発に行ってくれるはず。 今シーズンの掛け流しの取り組み。 成功するか、しないか?
答えは、秋に出ます。