2012年4月29日日曜日

今日も早朝からコシヒカリの苗に水やりをしました。
今回は、種から出た芽が、いっせいに土全体を持ち上げているため、その土を洗い落として芽を完全に出してやる作業です。

ご覧の通り、土を洗い落とすとコシヒカリの種から発芽した芽が、箱一面にビッシリと育っています。

これから約10センチぐらいに成長させて田植え作業となるわけです。その間、2週間ほど。
苗の成長をさせながら、田んぼの代かきやら、田植機の準備やら、細々とした作業が目白押し。

中でも一番重労働なのは、我が家の場合、田んぼの畦の草刈り作業かな。
周辺の農家は、みなさん除草剤を使用するのですが、私は黙々と草刈り機で草を刈り取ります。
畦草退治の除草剤は、結構農薬としては強力なので、田んぼへの薬剤浸透はいやなもの。

安心安全なお米作りのために、身体と時間をかけて頑張りたいと思います。

2012年4月28日土曜日

出ぇ~たー!

早朝。 眠い目をこすりながら育苗中のビニールハウスへ。。。

ちょっとだけドキドキしながら保温シートをそぉーっとめくり上げると・・・。

ジャジャーン。ついに土を割ってコシヒカリの芽がいっぱい顔を出しているではありませんか。

ばんざーい !(^^)!
まずは順調に育っているコシヒカリちゃん達に感謝、感謝。

この後は、温度、湿度、日照、水管理と10日間ほどの真剣勝負。
苗の伸びすぎにも注意しながら、田植えに適正な苗に仕上げていきます。
ゴールデンウィークの週間予報は、晴れ続き。高温になりすぎないように。水不足にならないように。
しっかりと苗管理をガンバルゾーーーーっ。(^^)/~~~

2012年4月27日金曜日

パワー全開中

今朝、ビニールハウスで育苗中のコシヒカリの様子を見に行って。。。

保温用シートを そぉ~っと めくり上げてみると、
育苗箱と土に大きな段差ができはじめていました。 土の中でコシヒカリの種がいっせいに芽を出して土をググッーとウエイトリフティング。

声は聞こえないけれど「うぉーりゃー。」と叫んでいるんだろうな。 天候不順な今年の春ですが、何とか無事に元気な苗になるべく、順調に成長している様子。

次の日曜日あたりには、一度、保温シートを外して水やり作業を予定しています。
その時には、籾殻燻炭を敷き詰めた土から、苗の芽が飛び出すことと思います。
うぅ~ん。楽しみ楽しみ。

今週いっぱい、好天が続くとの予報なのでビニールハウス内の温度管理は確実にしておかなくてはいけません。がんばれよ、コシヒカリちゃん達。

2012年4月26日木曜日

最後の荒起こし作業

快晴の水曜日。
コシヒカリの種を播き終えた育苗箱が並べてあるビニールハウスの室内温は、朝からグングン上昇。9時頃には、設置してある温度計は30℃越えとなり、慌ててビニールハウスの両サイドにある窓を開放しました。

30℃を越えたままにしておくとカビ菌が元気に活動してしまい、育苗箱にカビが繁殖してしまうのです。カビが発生すると殺菌剤を使用しなくてはいけなくなり、農薬や化学肥料に頼らないお米の栽培を行っている者としては、温度管理で元気な苗を育てていきたいと思っています。

そのためには、日中こまめにビニールハウス内の温度をチェック。
2週間は、遊びに行ったりできないんですよね。これも美味しいお米を作るため。
少々我慢しながらの生活です。

近年は、気象変化が大きいので、農家としては今までになかった手間が出てきています。
困ったもんです。


さて。夕方からは我が家所有のラスト一枚の田んぼの荒起こし作業。
先日から使用しているため、深紅のボディーはかなり泥で汚れてはいますが、ひと仕事を終えたらキレイにしてあげるね。。。トラクターちゃん!

仕事に入る前に、燃料補給、ロータリーの刃の点検。準備を整えて、いざ発進~ん。






トラクターで約40分ほどの荒起こし作業を終えると。。。

ご覧の通りのような一面土色の田んぼに変身。
周辺には、土の香りがふんわりと漂います。

トラクターを操って、できるだけフラットに耕すことがポイントです。
フラットにしておかないと、この後の作業がとてもやりにくくなってきます。
水を入れた後に耕す、代かき。その後の田植えなどに大きく影響してしまうので、ダイナミックな作業の中にも、繊細さを忘れずに作業します。今回の荒起こしの出来は、90点の自己採点。
まだまだ技術を磨いて行かなくてはと思う、今日この頃です。

2012年4月23日月曜日

ビニールハウス内で美味しい水をタップリと吸い込んで膨らんできたコシヒカリの種もみちゃん達。

いよいよ田植機で使用する育苗箱にタネをまく作業に入りました。 播種機(はしゅき)を使用して均一に種まきをします。
今年は爆弾低気圧以降、なかなか気温が上がらない春となり、芽出しの期間もいつもより4日ほど長くなりましたが、なんとか無事に芽出しを終えることが出来ました。



播種機で種を播き、その後は、準備したビニールハウスに並べていきます。


普通、私たちの地域では、播種作業の後、保温器にかけて発芽させ、その後にビニールハウスへ運び込むのですが、我が家では、保温器に入れず、
直ぐにビニールハウスへ運び込み、運び込んだ苗場この上から、昨年秋に作った籾殻燻炭を写真の様にタップリと振りかけて真っ黒にしてしまいます。

これは、カビの防止と保温の役目を果たし、さらには、発芽した際に稲の有機肥料にもなるという、一石二鳥的な考え方で行う育苗方法です。


籾殻燻炭を振りかけた育苗箱の上からは、保温するためのシートで覆います。
この白いシートは、太陽光を反射しながら、シートの下の育苗箱を保湿しながら保温する役目を持っています。4日後ぐらいに一度水やりをして、その後5日ぐらいで土の中からいっせいにコシヒカリの芽が出てくるはずなのです。
この時までは、本当に発芽してくるかドキドキ、ワクワクしながら過ごします。


これからは、ビニールハウス内の温度管理が仕事です。

温度が上がりすぎないように・・・。  育苗箱の土が乾きすぎないように・・・。

毎日、朝から晩まで空模様や気温、湿度を気にしながらの生活が続きます。
今年は天候が安定しない日が続いています。
無事に元気で健康なコシヒカリの苗になるように願うばかりです。

2012年4月18日水曜日

農業のハイテク化

いまいちハッキリしない空模様の中。
いつもと違うトラクターの音が鳴り響き、外へ出てみると参加している地元営農組合の新型トラクターが、今年から我が家で1枚請け負うことになった田んぼの荒起こしを始めていました。

高齢化によって、私の地元農家も農作業をやむをえず放棄する方が出てきていて、今年から1枚の田んぼを請け負いすることになっています。
その田んぼを今シーズンは営農組合を利用しておこなうことにしました。

我が家のトラクターとは違い、最新型の大型トラクターは、パワーが違います。
見る見るうちに荒起こしが進んでいきました。
田んぼの土も均一になって、さすが最新! ドライバーに聞くと、何でもフルオートマチックだとか。
アクセルとハンドルの操作をしていれば、機械が勝手に調整していくそうです。

これからの農業は、ハイテク化がドンドン進むんだろうな。便利になる部分は、より便利に。しかし、手を掛けなくてはいけない部分は、こまめに手を掛けていきたいと思っています。

美味しくて安全、安心なお米作りのためにも・・・。 (^_^)

2012年4月17日火曜日

種もみちゃんたちは、元気、元気。

先週よりコシヒカリの種もみ君は、芽出しのために水槽入っています。

今日も様子を見るためビニールハウスへ行ってみると。。。 水分を含んでぷーっくらと膨らんだ種もみちゃんたち。

気の早い種籾は、恥ずかしそうに白い芽をチョロッと出し始めていて、その状態を確認できるとホッとするというか、嬉しくなるというか・・・。
ちゃんとコシヒカリの種もみが生きていることを実感します。

この小さな種が、半年もすればスクスクと成長して、たくさんの穂を付ける稲になり、いろいろな食卓で美味しさの笑顔を振りまくタネとなっていくことを思い浮かべると、よ~っし。今年もガンバルゾ! と、気合いが入るのです。

今シーズンは、昨年にまして有機肥料による栽培と農薬使用を減らした栽培を行っていく計画。
元気に育って、美味しいコシヒカリが収穫できるように愛情を込めていきたいと思います。


日本の農家が丹精込めてつくる、美味しいお米を食べてくださーーーーぃネ。 (^_^)v

2012年4月16日月曜日

日曜の朝。今週は天気の良い日が続くという予報を確認して、朝5時から田んぼのフェラーリ、トラクターを乗りこなし、いざ!荒起こし作業開始。
周りを見渡しても人っ子一人いない中、トラクターの音だけが響き渡ります。
ご近所の寝ている方には申し訳ないのですが、時間がもったいないので作業をさせていただきました。

今シーズンは、田んぼの面を均等にする事に注意しながら作業をしました。これで田植えの際も田植機が安定した作業になるはず・・・。

朝7時までに、田んぼ2枚の荒起こし作業を完了。
これでその他の作業も出来るというもの。早起きは三文の得の言葉を信じて、ガンバルゾ~。



荒起こしを終えてから朝食をすませて、今度はビニールハウス内の土ならし。
育苗箱がキレイに並べることが出来るように、出来るだけ水平に均一化します。

水やりをした時に育苗箱が傾いていると、水が均等に行きわたらないのでムラが出てしまいます。
地味な仕事ですが、育苗作業の中では、結構気を使う作業のひとつです。



この日は、その他にも機械では出来ない畦の細かな修復作業をしたりして。身体はもう悲鳴を上げる寸前です。今日あたり銭湯にでも行って、身体の疲れを取らないと、通常の仕事にも支障が出てしまいそうです。


2012年4月9日月曜日

種籾の浸水作業

ビニールハウスの中で種籾の発芽をうながすための浸水に入りました。これから2週間近く、水を入れ替えながら様子を見ていきます。

今年は天候不順と気温が低いため、例年よりも発芽が遅くなる見通し。。。 (^_^;)  焦らず種籾ちゃん達が元気に芽を出すのを待ちたいと思います。

その間には、田んぼの排水口整備や大きな石ころや道路際のゴミを拾ったりと、細かな仕事が目白押し。お米作りは、いろんな仕事があります。でも、じみ~な仕事をおろそかにすると後でしっぺ返しがあるので、気を抜かずに行きたいと思ってます。


コシヒカリの種籾ちゃ~ん。今は、ゆっくりと水の中でリラックスしていてね~。

2012年4月8日日曜日

ビニールハウスの再生

爆弾低気圧の強風でビニールハウスに被害が出た後、久しぶりの快晴。朝から空気が美味しい。

この快晴の時を待ちに待ってました。
風の無い早朝から破れたビニールを取り外して新品のビニールに張り替え。
ようやく、育苗作業の下準備が完了した感じです。

どんなものでも新品は気持がいいものですね。
破れたハウスを見ていた時は、気分が曇り空のように、どぉ~んよりしていました。


でも今日からは、気分晴れ晴れ。青空の下にビニールの表面がキラキラ光って気分上々。
予期せぬ出費とはなりましたが、これで今年も農作業に集中できるというもんです。


そして。ビニールハウスの張り替え終了後は、育苗箱への土入れ作業。
ぽかぽか陽気に風も無風に近い状態。天気が良いと作業もスムーズ。2トンの育苗に使用する土もあっという間に箱入れ完了。後日、この育苗箱に芽だしを終えたコシヒカリの種を播いていきます。

しっかし、今シーズンの気候は安定しないかもしれないよな~。
難しい米作りになりそうな気がする・・・。



2012年4月5日木曜日

水漏れ対策


お米を美味しく栽培するための大切なポイントに水管理があります。田んぼへ必要な時にタップリと水を貯めたり、排水して水位を下げたりと、結構水管理には神経を使います。

ところが、、、オフシーズンの間にモグラやネズミが畦の至る所に穴を開けるものですから、畦には小さなトンネルが至る所にできています。

先日、ネズミ退治のための薬剤を穴に投入して地域全体の駆除活動をしたのですが、出来ている穴は勝手に無くなるわけではありません。 この穴が水管理にはくせ者です。
田んぼに水を入れても、お隣の田んぼに水が抜けて行ってしまいます。

そこで畦塗りをするのですが、これを昔のように手作業で行っているといくら時間があっても足りないので、今年も畦塗り機を所有している米農家仲間に畦作りをお願いしました。

トラクターの後ろに畦塗り専用の機械を取り付けてご覧のようなキレイで頑丈な畦を作ります。
これで今年もひと安心。水漏れ無~し。

我が家にも畦塗り機があればいいと思うのですが、性能のいい機械だと軽自動車一台ぐらいの価格なのでなかなか手が出ません。残念。

2012年4月4日水曜日

春の爆弾低気圧 どでかい爪痕


4月3日の爆弾低気圧。

準備したばかりのビニールハウスが見るも無惨な姿となってしまいました。

昨日は、爆風吹き荒れる中で風上側に杭を打ち、ぶっといロープでビニールハウスの骨組みと杭を結び止めたものの、さすがにビニールの破れまでは食い止めることができず、この状態。 (ガックシ!)

朝一番で販売店に直行してビニールハウス用資材を注文してきました。わたしの後から続々と農家の方が同じようにビニールハウス用資材を注文に来店されていました。
販売店では、今回の爆風被害で品不足になっているとのことで、全ての方のご要望に応えられるか心配しておられました。

朝一、一番乗りで良かった~。

しかしながら、今週末は復旧作業に追われることになりそう。
春一番から予定が狂ってきました。

予算も狂ってきたぞ。。。 困ったもんです。

2012年4月3日火曜日

僕のかわいいペット。 ポチ!でーす。

かわいいペット ヤンマーの耕耘機「ポチ」
さてさて。
ついにこの春、トップバッターでデビューする僕のかわいいペット的存在。ヤンマーのミニ耕耘機。その名もポチ!

主に自家菜園の耕運を担当しますが、毎年春一番仕事は、育苗のためのビニールハウス内を耕すお仕事。
大型の耕耘機やトラクターとは違って、かわいいエンジン音でちょこまかと動き回ってくれます。

スカートの様な部分とその中に隠れている土を耕すローターの刃を切り替えたりすることで、平らに耕したり、畝を作ったりできる賢い農機具です。

今シーズン最初のエンジンがけをしましたが、昨年末に整備をしておいたお陰でエンジン始動も一発OK牧場。

これからジャンジャン一緒に働いてもらいます。(~o~)