2019年5月13日月曜日

農作業の効率化 意外なところに活路あり。

令和元年。
今年も無事に田植え終了~。
これからは、水管理が大切な仕事です。












さて。田植え作業でいつも面倒だった苗箱の手洗い作業。












苗を田植え機にセットした後に、いつも女性陣が
用水でブラシを使って手洗いしてくれていました。
腰は痛くなるし、腕や肩が筋肉痛になって大変。。。

苗箱洗いの専用器具もあるんですが、使っている方の話を
聞くとあまり良い話を聞きません。


なんとかしてあげたい!
そうこう思っていた時にひらめきました。

マイカーを洗うときのケルヒャー高圧洗浄機。












これを使えば、ブラシでゴシゴシしなくても良いし、腰を
曲げずに立ったままで苗箱の土や汚れを落とせるんでは?

ということでやってみました。
結果は大大大正解!!!












女性陣の感想。
①楽ちん。
②疲れない。
③圧倒的にきれいになる。
























我ながら良いアイディアでした。
ブラシ洗いではとれなかった苗箱の穴に詰まった土や角の
汚れなどきれいさっぱり。まるで新品みたいになりました。

これから毎年の苗箱洗いは、ケルヒャーの高圧洗浄機様に
お力をお借りすることにしました。
意外と道具って使用目的以外の使い方で活路が開けることがあります。

これからも農作業の効率化を少しずつ行っていきたいと思います。

2018年7月11日水曜日

田植機の点検修理

春の田植えの際に違和感のあった田植機からの肥料の出方。
夏になったけれどあらためて肥料散布部分の点検と整備をしてみたところ・・・。
異常ヶ所をみーっけ!

なんと肥料が通るカップ内の回転部品が経年劣化で壊れていました。
どおりで肥料散布にムラを感じたわけです。



早速、メーカーに部品を発注。納品、即修理。
分解してみると回転部分の汚れもひどいので、クリーンアップ作業。

こびりついた汚れをコンパウンドで取り除きました。

ピッカピカになったぜ! これで回転もスムーズになるはず。
取り寄せた部品を組み上げて復元作業。



これで来シーズンの田植えは、安心して行えるはず。

まだまだ頑張ってね。 田植機ちゃん!

2018年6月1日金曜日

外科手術

20年間も働くとメインテナンスをしていても不調が出るもの。
10日ほど前、草刈り機で雑草と立ち向かってくれていた、相棒の背負い式草刈り機の刈り歯が、突如回転しなくなりました。
エンジンはまわっているのに・・・?

とりあえず別の草刈り機に切り替えて作業を終え、不調の草刈り機を点検。
エンジンに異常なし。
すると・・・。フレキシブルアーム内のフレキシブルワイヤーが途中で切れていました。
これは完全なる金属疲労が原因。だって20年も働いているんだから。
毎年グリスアップしてメインテナンスはしていましたが、金属としての寿命でした。
メーカーに問い合わせたところ、すでに部品の手持ちもなく、新品を購入された方が良いとの提案。しかーし。エンジンも快調なのであきらめずインターネットで部品を探したところ、メーカーは異なりますが、適合しそうな部品を発見。
新品購入で7万円も出費するなら、駄目もとで3,800円の部品を購入してみることを決意。パソコンのマウスをポチリとクリック。
3日後に商品が届きました。
箱を空けるとフレキシブルワイヤーとグリスがお出まし。
規格が合うかなぁー。と心配しながら草刈り機の外科手術開始。

フレキシブルアームを外した後、新品のワイヤーをグリスで保護して交換。
長さに少し変化が出たのでエンジン回転をコントロールするスロットル位置を調整して復元しました。 
緊張の瞬間。
エンジンをかけると・・・。
シューンという回転音と共に草刈り歯がまわりました。
無事に外科手術完了。

今回、修理のついでにエアーフィルターやキャブレターの掃除も行い、グリスも新しくなったためか、エンジンの回転もすこぶる快調。
20年間働いていても、メインテナンスさえ怠らなければ、最小限度の修理費で現場復帰可能ということが証明されました。

もう一踏ん張り一緒に雑草退治を頑張ろうぜ。草刈り機殿。

2018年5月23日水曜日

春の農作業も一段落。

米の漢字はその昔、八十八の手間をかける事から「米」という漢字になったと伝えられています。現代では、機械化も進んで効率化重視となり、作業工程も減りましたが、それでも時間と労力がかかるものです。
なんとか今シーズンの春も農作業が一段落。
これからは田んぼの水管理と雑草対応の日々が続きます。

なんだかんだと作業してました。
播種機を使って苗箱作り。

育苗用のビニールハウスを準備しました。

苗箱をビニールハウス内に運び込み。

コシヒカリが土から出始めるとホッとします。

きれいな緑。成長中のコシヒカリの苗。

苗踏みをして腰の強い苗に育てます。

田植え前の代かき作業。

田んぼが水鏡状態となる田植え前の景色。

田植機でコシヒカリの苗を田んぼに植え付けます。

今年も無事に田植え終了。

収穫の秋まで天候に恵まれますように・・・。

2018年5月3日木曜日

チャレンジ! 畦の水漏れ防止作業。

毎年疑問に思っていた農作業の一つ、田んぼの畦整備。
トラクターの畦塗り機を使用する場合、3月上旬から中旬に行う作業です。
しかし、毎回思うのが、せっかく畦塗り機で畦の整備をしても、代かきをするために田んぼへ入水すると発生する隣の田んぼへの水漏れ・・・。

畦塗り機を使用しない田んぼの畦では、この通り。
原因は、モグラとネズミが畦の中に穴を掘るから・・・。
そこで通常は、畦塗り機を使用して水漏れ対策をします。
ところが。。。

ご覧の通り、畦塗り機で畦を整えるのですが、1ヶ月ほどすると畦には大きなひび割れ、さらには、モグラやネズミが通る穴が数多く発生します。
せっかく費用をかけて畦を整えても目的の水漏れが防げません。

何とかならないものかと考えていたら、ちょっとチャレンジしてみたいアイディアが。
それは・・・。
毎年秋に行う田んぼの排水路を作るための溝切り機を畦修理に使ってみること。


本来の使用方法は、トラクターロータリー後方中央に取り付けて排水路の溝を切るのですが、あえて片側端に設置し、畦に溝切り機を強く押し当てることで畦の水漏れを止めることができるのではないかと思い、使用目的外でチャレンジをしてみました。
トラクター片側の前輪と後輪を畦に押し当て走行、その後ロータリーで畦フチと田んぼの底を削ります。その後から溝切り機で土を畦の側面に塗るように走らせてみました。
その結果。田んぼの水漏れが無くなりました。(ばんざーい! 大成功。)

思い返してみると、一昔前の畦塗り作業って荒代かきや代かきの時に平鍬を使って土を畦に塗り込んでいたものです。
ところが、今は、畦塗り機が使用できる田んぼに水を入れる前の時期に畦塗りというか、畦作りを行うこととなり、いざ水田本番の水を入れた時には、水が漏れてしまう。
これでは、高額な畦塗り機を購入しても目的と結果がつながらない。。。

今回、突然思いついた溝切り機の目的外使用。
我ながらいいアイディアだったと思いました。
お米作りは、水管理がとても重要です。だから田んぼの水漏れは厳禁。
かといって、そのための機械投資は抑えたいし、作業効率も高めたい。

我ながら今回のアイディアは、満足のいくものでした。
これからも工夫を重ねて美味しいお米作りをしていきたいと思います。



2018年4月17日火曜日

だだいま芽だし中。

コシヒカリの苗を作るために、種の芽だし作業に突入。
酸素とミネラルたっぷりの地下水を入れ替えながら•••。

元気な芽を出してね。コシヒカリちゃん。(o^^o)

2018年4月5日木曜日

2018年の米作りが始まりました。

平成30年の幕開けは、豪雪からの始まりとなりました。
来る日も来る日も除雪で体が悲鳴を上げる始末。
豪雪の影響なのか、今シーズンの田んぼの様子が少々変な感じ・・・。
トラクターで田んぼの荒起こしを行う時に感じるのが、地面が固い。
3月の好天続きも影響しているのかもしれませんが、土が締まってます。
土に酸素を届けるため、周りの農家よりも一週間ほど早めの荒起こし作業を行いました。
少しでも土の中の微生物に働いてもらわないと良い土ができません。
毎年秋に発酵鶏糞を散布して土作りを行っているので少し手間はかかりますが、美味しいお米作りのために頑張っています。

春の荒起こしもすべて完了し、この後は排水口の整備やら畦の確認。
そして、トラクターの再整備。
今週末は、苗作りの計画やらビニールハウスの準備など、農作業がますます忙しくなってきます。段取り八分仕事二分で行きたいものです。